スウェーデン式 アイデア・ブック

基本は大切だとわかっていても
すぐに忘れちゃう。

わたしだけ?

そんな時は、この本を読む。

あ~つかれたなぁ~~~~
もうなんにも思い浮かばない・・・

本当に?

そんな時は、この本をパラパラする。

小難しく頭が固まっちゃったら
この本に現実逃避しちゃう。

あれれ?
そうだよな。
これって基本だよね。
でも、忘れてた。

スウェーデン式ってあるけれど・・・
日本人の私にもしっくりなじみます。

風刺が効いていてクスっと笑えちゃうしね。

心を動かすデザインの秘密

筆者、荷方邦夫は言う。
「デザインについて考えることは、心と世界の仕組みを解明すること。」

序章からしびれます。

読み進めながら
本が付箋で大変なことになってしまいました。
付箋貼りすぎで、何が何やら・・・
何でも使いすぎは逆効果なんて、余計なことまで分かったりして。
付箋は目立たせるために貼るのに
やる過ぎるとめだたなくなったわけです。

読み進めると
この現象は「示差性」と「示差性のやりすぎ」なのだと知りました。
筆者は、私の付箋貼りすぎを予測して書いたのだろうかと一瞬思う。
(ないけどね)

私たちの日常で
当たり前に、普通に、取り立てて考えることもない現象。
それらにも全て意味があると分かる本です。

全ては解明されておらず
今も専門に研究し続けられている分野。
認知心理学の視点でみた「世の中の当たり前」が
商売の工夫につながってしまう、と私には読めるわけで・・・

人の反応について考えられているからね。
商売は「人」というお客がいてこそ成り立ちます。
人に共通する特徴が知りたい!!
と・・・商売人なら思うはずです。

人の、どの部分に、どんなボタンがあって、
そのボタンを押すとどうなるのか?って。

ボタンは心の中
(脳の中かもしれないけれど)
見えない。

見えないものを
見えるようにする方法は
コツコツと現象の観察をして
同じ状況を再現することを繰り返す。
地道な実験なんだなぁ。

難しく説明するコトは簡単だけど
それよりも楽しんで読めるから読んでほしいの。

好きになるってどんなこと?
分かるってどんなこと?
飽きないってどんなこと?
どうしてみんな椅子に座っちゃうの?
一連の物語を一瞬で思うかべるのはどうして?
わかりやすさを作るにはどうするの?

こうした「人の仕組み」を知らずに
お客様に物を紹介しても
分かった、好きだ、欲しい、飽きない、とはならない。

自然に魅了される仕組みをつくるための部品。

うん。
この本は、そんな本。

情報あふれる今だからこそ読んでおかなくちゃ。

ちなみに・・・アマゾンのリンク貼ろうとしたら
こんなTシャツもでてきたので貼っておこう。